レーシングポイント・フォースインディアF1チームは、2019年F1マシンを2月13日(水)にカナダ国際モーターショーでお披露目することを発表した。現時点ではレーシングポイント・フォースインディアを名乗っているチームだが、2019年のF1選手権にどのようなチーム名で参戦するかはまだ確定していない。
今月に公表された2019年の暫定F1エントリーリストでは『レーシングポイントF1チーム』と記載された同チームだが、それは申請のための仮の名称であることを明らかにしている。2008年からフォースインディアとして参戦していたチームは、今年の夏に破算管理下に入り、ローレンス・ストロール率いるコンソーシアムが買収。シーズン後半はレーシングポイント・フォースインディアという名称で参戦していた。カナダのトロントで開催されるカナダ国際モーターショーで2019年の新車が発表されるのは、ローレンス・ストロールの母国であるためだ。そして、以前のオーナーによって名づけられたフォースインディアという名称がF1グリッドから姿を確定することは決定している。現在、チームプリンシパルを務めるオトマー・サフナウアーは、フォースインディアという名前が残らないのは間違いないと語る。「フォースインディアという名前は、明白な理由によってもう言及されることはない。それは昔の存在であり、以前のオーナーシップに強くリンクされているものでもある。自然な変化だと思っている。以前の株主であった二人のインド人でさえ、フォースインディアから名称を変更することを望んでいた。そうするには論理的な理由があると思っているし、とにかく1月中旬までにどのような名前で行くかを正確に示さなければならない」とオトマー・サフナウアーは述べている。オトマー・サフナウアーは、レーシングポイントという名前はチームが代替案を決定するまでの仮のチーム名であると説明する。「レーシングポイントは、フォースインディアの資産を購入するために使用された既存の会社だった。そのため、再び変更する可能性は非常に高い。変更するためのもっと良い名前が見つかった場合のみ再び変更することになる。そのため、レーシングポイントのままという可能性もある。それでもF1中旬に実施されるF1コミッションの承認が必要だ」とオトマー・サフナウアーはコメント。「F1コミッションに異なる名前で進める機会はまだある。もっと良いものがなければ、レーシングポイントとなる可能性もある。もっと良い名前を見つけられることを願っている」また、オーナーシップが変更されたことにより、これまでマシン名称につけられていた『VJM』は廃止されることになる。VJMは、以前のチーム代表であるビジェイ・マリヤ(Vijay Mallya)に由来しているからだ。カラーリングについてはこれまでのピンクが継続されるようだ。フォースインディアは、2017年にオーストリアの飲料水会社BWTがスポンサーに就任し、マシンを含めたチームのカラーリングをピンクに変更している。オトマー・アフナウアー、チームのピンクのカラーリングは変わらないことは“99%確実”なことだと述べている。チームはセルジオ・ペレスのチームメイトといて新たにランス・ストロールを迎えて2019年のF1世界選手権に挑む。