メルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルが、F1ブラジルGPのフリー走行1回目にフォース・インディアのF1マシンで初走行を行い、上々のグランプリデビューを果たした。2017年のGP3チャンピオンを獲得したジョージ・ラッセルは、インテルラゴス・サーキットの金曜フリー走行1回目でセルジオ・ペレスからマシンを引き継いで走行を担当。29周を走行して1分11秒047を記録し、ハース勢やルノー勢を上回る12番手につけた。
また、9番手タイムだったフォース・インディアのレギュラードライバーであるエステバン・オコンからも0.5秒差というパフォーマンスを示し、チームのCOOを務めるオトマー・サフナウアーも「非常に感銘を受けた」とラッセルの走りを評価した。「彼のフィードバックは良かったが、好みのセットアップに仕上げていくための十分な時間を得られなかった」とオトマー・サフナウアーは Reuters にコメント。「それができていれば、彼はエステバンから0.2~0.3秒差に着けていたと思う」オトマー・サフナウアーは、ジョージ・ラッセルが間違いなく名をあげたと考えており、彼には明るい将来が待っているだろうと語る。「彼が我々のレーダー上にいるのは間違いない。来年、我々ともっと多くの走行をすることについて彼と話をしている」「彼がアブダビでどのような走りをするか見ていくつもりだが、チームとクルマに慣れれば、ここよりは良くないとしても、同じくらいうまくやってくれると思う」ジョージ・ラッセル自信も一日の内容に満足していると述べた。「楽しむことが1番の目標だったかもしれない。F1だし、長年にわたって取り組んできたことだからね」とジョージ・ラッセルはコメント。「今はある意味で普通の感覚でいられているけど、考えれば本当に非現実的なことだ。自分がブラジルでF1のプラクティスセッションで走っているんだからね!」「調子はいいし、準備はできていると感じている。これは僕が望んでいる場所だ」ジョージ・ラッセルは、どのようにして今週末フォース・インディアのフリープラクティスへの参加する機会を得られたかについても説明した。「GP3でタイトルを獲得した後、チャンスを得たいとメルセデスにかなり懸命にプッシュしたんだ。彼らはフォース・インディアとのミーティングを設定してくれて、かなりポジティブに進んだ」「僕はオースティンにいて、日曜日に決定が下されると思ったけど、実現しなかった。メキシコでも確定しなかった。だから、ちょっと心配していたんだ!」「メキシコの後、火曜日の午後7時頃に電話がかかってきて、ブラジルとアブダビで走ることを伝えられた。本当に嬉しかったし、ちょっと安心したよ」