フォース・インディアは、2017年F1マシン『VJM10』が1回目の試みでFIAの義務的なクラッシュテストに全てが合格したことを発表した。F1チームは、新車をトラックで走らせる前にFIAのクラッシュテストに合格しなければならないルールとなっている。2017年は、新しい空力とタイヤ規約が導入されるため、テストは特に重要となってくる。
フォース・インディアのCOOを務めるオトマー・サフナウアーは、1回目の試みで全てのクラッシュテストに合格したことを明かし、それには初めてフォース・インディアのファクトリーで製造されたタブが使われたことを明らかにした。「我々は1回目のトライで全てのFIAテストに合格した。素晴らしいことだ」とオトマー・サフナウアーは Racer にコメント。「ロールフープテスト、サイドインタラクションテスト、フロントノーズテストの全てのクラッシュテストに合格した。全て新しいものなので素晴らしいことだ」「今回はこれまでで初めて、社内でタブ自体のラミネートと製造を行っている。それも本当にうまくいった。シャシーに対して行うテストもいくつかあり、それらも全てパスしている。今まではタブは購入していた。これまでもフォース・インディアが慎重に製造工程を監督しながらラミネートや製造が行われていたが、社内で作られてはいなかった。今年は初めて、自社内でそれをやっている」 「自分たちで管理できるようになったことにより、製造時間を減らし、設計や開発により多く時間を割けるようになった。そこは、少なくとも多少はマシンのパフォーマンスに役に立つはずだ。タブの設計やその他コンポーネントの設計に少しでも長く時間をかけることができれば、その分だけ有利になる」 フォース・インディアは、VJM10を2月22日にシルバーストンで発表する。F1プレシーズンテストは、2月27日(月)にバルセロナのカタロニア・サーキットでスタートする。
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