アストンマーティンが2016年にF1復帰することはなくなった。交渉を進めていたフォース・インディアが認めた。昨年10月、アストンマーティンの名前が55年ぶりにF1に復帰する準備を進めていることが判明。12月上旬には、フォース・インディアのオトマー・サフナウアーCEOが、契約成立は“間近”だと述べ、中旬までには詳細を発表できるだろうとしていた。
契約が成立した場合、フォース・インディアは2016年から“アストンマーティン・レーシング”と名前を変えてF1に参戦する予定だったが、残念ながら、実現することはなくなった。しかし、オトマー・サフナウアーは議論は続いており、交渉は“終わっていない”と主張。2017年に実現する望みは残っている。「2016年に実現することはないだろう。しかし、我々はまだ交渉している」とオトマー・サフナウアーはコメント。「アストンマーティンのような企業が、フォース・インディアと交渉し、我々のパートナーとしてF1に参入したいと考えてくれるのは嬉しいことだ。しかし、まだ物語は話は決着していない」今回のアストンマーティンの決定についてオトマー・サフナウアーは「彼らには多くの取り組みがあり、彼らが自動車のラインナップを変更しているところだ」とコメント。「彼らはこの先に非常にエキサイティングな時代がくる大企業だ。彼らがいつマーケティングツールとしてF1を選択するかについては決してわからない」「2016年にそれが実現んするとは思わないが、将来はまだ可能性がある」「彼らにとってF1の活用の仕方は何倍にも広がっていくだろう。おそらく、そのような目的のためには先のタイミングで行う方がいいと思う」今年、アストンマーティンとの提携が実現しなかったことに落胆しているかと質問されたオトマー・サフナウアーは「我々はこの件を話し合い、優れたビジネスプランを推し進めたいと思っていた」とコメント。「短期間で実現させることを目指していた。今後、長期的にこれが実現するのであれば、落胆するだろうか? そんなことはないだろう」「今でも彼らとは常に話をしている。まだ終わりではないのは確かだ」
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