メルセデス・ベンツとマクラーレンは、来年のエンジン供給と技術協力についてフォース・インディアと前向きな話し合いをしているという。フォース・インディアは、2009年に関してフェラーリとのカスタマーエンジン契約を有しているが、来シーズンのレギュレーションの変化に伴い、エンジンを再評価していると思われる。
情報源によると、メルセデス・ベンツとマクラーレンは単純なカスタマーエンジンの協力だけではなく、より詳しい内容で話し合いをしているという。そこにはマシン自体の技術協力のみならず、将来マクラーレンに乗せるための訓練として、ポール・ディ・レスタをフォース・インディアで走らせるという提案が含まれているという。マクラーレンのスポークスマンは、フォース・インディアとの話し合いは進行中であることを認めるが、何も同意はしていないと主張する。「マクラーレンとメルセデス・ベンツは、F1のために独立チームが重要であると確信している。実際、彼らはグランプリレーシングの基盤となっている。」「したがって、我々は独立チームと協力する立場にいるべきであり、そのような協力が経済的な価値を生むべきだ。我々はそうする準備ができている。まだ何も決まっていないが、様々な議論をしているし、決定したらすぐにメディアに知らせるつもりだ。」「我々はまた、この件に関してFIA会長のマックス・モズレーとガイダンスを求めて議論している。」フォース・インディアのチーム代表であるコリン・コレスは、メルセデス・ベンツとマクラーレンとの話し合いに関して明言をさけている。日本でチームの2009年のエンジン状況を尋ねられたコレスは、「言えることは、来年もエンジンを持っているだろうということだけだ」