ジャンカルロ・フィジケラは、来年もF1でレースをすることを強く望んでいる。1996年にF1デビューを飾り、これまで222戦を走っているフィジケラだが、来年については引退もしくはテストドライバーに降格との報道がなされている。しかしフィジケラは、F1に残留するためにフォース・インディアを含むあらゆる可能性を探っている。
「まだ来年どうなるかはわからない。でも、F1に留まりたいし、選択肢をみてみる必要がある」「フォース・インディアは非常によく成長しているので、選択肢のひとつだ」2010年にフェラーリでテストドライバーを務めるという憶測が伝えられたが、フィジケラはフェラーリとの接触を否定した。「僕はここにいる。でも、誰からも電話はないよ。僕はただ自分がしていることに集中している」フィジケラは、フォース・インディアがバレンシアに持ち込むアップグレードによって、2007年の日本GP以来となるポイントを獲得できることを期待している。フォース・インディアは、ヴィタントニオ・リウッツィが行った直線テストで有望の結果を示しており、フィジケラはライバルに対してタイムを縮めることができることを期待している。「僕たちはシーズンで最も大きくステップしたチームだと思う。他チームより大きいだろうね」「最新版のアップグレードは、少なくとも僕たちが大きな前進を遂げたシルバーストンと同じくらい大きなものだ。今回のレースのためにとても励みになるものだ」「去年、僕はかなり競争力があった。好きなサーキットだし、目標はQ2にいくことだ。あとはポイントだね」