FIA(国際自動車連盟)公認のドリフト世界一決定戦「FIAインターコンチネンタル ドリフティングカップ(IDC)」が30日(土)、東京・お台場で開幕。世界14カ国から24名の選手が参加して、Leg1が行われた。まずは各選手が単独で走行して、得点を競う『単走』が行われた。各走行では採点の補助システムとして、エレクトリック・スコアリング・システムが使用される。
これはドリフト競技D1グランプリで使用される採点システムで、速度、ヨー変化速度、角度の安定性などを車両に取り付けた機器で計測するとともに、その数値をコースの各セクターで求められる要素に当てはめて得点化する。通常はコースを5つのセクターに分けて採点する。多くの選手の最高速が90km/hに満たない中で、WANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾(日産GT-R)が、97.0km/hという高い最高速を記録し、さらに高い平均速度と鋭い振り出しで得点を稼ぎ、100.42点で優勝した。これに続いたのがTOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人(日産GT-R)で、勢いのある振り出しと旋回区間での大きいドリフトアングルで点を稼いで、99.58点を獲得し、2位となった。そして3位には、角度の大きさと安定性などで得点を稼ぎ、98.96点をとったTeam MAXXOIL Racingのチャールズ・ウン(日産180SX)が入った。つづく『追走』は、単走の上位16名によってトーナメントが行われた。ベスト16では、すべての対戦で、単走で上位だった選手が順当に勝ち上がる。さらに、ベスト8の結果、日本人選手2名、ロシア人選手2名が準決勝に進出した。準決勝。WANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾(日産GT-R) vs PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのジョージ・チヴシャン(日産シルビア)は、齋藤がチヴシャンよりも接近度の高いドリフトで勝利。TOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人(日産GT-R )vs PRIMRING TEAM with TOYO TIRESのアルカディ・サレグラセブ(日産スカイライン)は、先行時、後追い時ともにスピードで上まわった川畑が勝利。ロシア人選手同士の対戦となった3位決定戦は、接近度の差でアルカディ・サレグラセブがジョージ・チヴシャンに勝利した。決勝は齋藤太吾vs川畑真人。1本目、振り返しの際に先行の齋藤車のテールと後追いの川畑車のノーズとが接触し、川畑車がドリフトをストップするアクシデントがあったが、両車とも大きなダメージはなく競技は再開された。けっきょく2本の走行では決着がつかず、勝負は再戦にもつれた。再戦の1本目、後追いの川畑は非常にきれいなマシンコントロールで齋藤に対して接近したドリフトを決め、2ランクのアドバンテージを獲得。2本目は後追いの齋藤が、川畑に対して距離は詰めたものの、角度がやや浅くなる場面などもあったため、アドバンテージは1.5にとどまり、川畑の優勝が決まった。Leg1の単走勝者であるWANLI FAT FIVE RACINGの齋藤太吾と、追走勝者であるTOYO TIRES GLION TRUST RACINGの川畑真人には、FIAのジャン・トッド会長より優勝カップが手渡された。


全文を読む