2011年からのF1参戦を目指すエプシロン・ユースカディが、風洞で2011年F1マシンのスケールモデルでのテストを開始した。スペインのアスコイティアを拠点とするエプシロン・ユースカディは、プロトタイプカーによりル・マン参戦と同様にシングルシーター・カテゴリーにも参戦しており、2011年の13番目のF1グリッド獲得へ向けてエントリーを申請している。
2011年のF1エントリーについては、すでにGP2チームのARTとアメリカのサイファーグループが資金不足を理由に申請を取り下げており、FIAもいくつかの2011年の申込者に断りをいれたとされている。FIAは、来週8月13日(金)に候補者と面談するとされている。面談にはエプシロン・ユースカディ、ヴィルヌーヴ/デュランゴ、ステファンGPが参加するとみられている。なかでも元F1チームのメンバーであるホアン・ヴィラデルプラットとエンジニアのセルジオ・リンランドが率いるエプシロン・ユースカディは、13番目のF1グリッドの最有力候補とみられている。ウィリアムズ、ブラバム、フォルティ、ザウバー、アロウズでエンジニアを務めたセルジオ・リンランドは「先週、我々は初めて風洞にモデルをいれた」とアルゼンチンの Corsa にコメント。「問題はなかった。設計は順調に進んでいる」セルジオ・リンランドは、まだエプシロン・ユースカディはドライバーラインナップの検討は行っていないと語る。セルジオ・リンダンドは、同じアルゼンチン出身のエステバン・ゲリエーリがシートを獲得できれば「素晴らしい」だろうと認めるが「まったく考えていない」としている。「言ったように、ドライバーの件を考える時期ではない」