FIAは、2011年のF1グリッドの最後のスポットを満たすために選考プロセスを推し進めている。報道では、FIAはグリッドを空白のままにしておきたいと考えているとされ、F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンは、今シーズンから参入した新チームの1〜2チームが生き残れなくても満足だろうとさえ明かしていた。FOTAの技術代表を務めるメルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンは、ほんの数カ月でF1参戦に準備し、今年新チームのトップとなっているロータスでさえ、これから2011年に向けて準備するのは厳しいだろうと警告している。
「非常に難しいことだ」とロス・ブラウンは語る。「来年に間に合うようにチームをまとめることはかなり限界に近いようにみえる」「私は、現在のグリッドでもかなり健全だと思っている。24台はかなり適切なサイズであり、13番目のチームが入ってこなくても災害ではないと思う。我々がやらなければならないことは今いるチームを維持することだ」競争力のあるGP2チームのARTは、財政面を理由に13番目のグリッド争いから撤退。アメリカのサイファー・グループもエントリーを取り下げた。しかし、エプシロン・ユースカディ、ヴィルヌーブ・レーシング、そしてステファンGPは、まだ来年のF1デビューを望んでいるとみられている。FIAは、8月13日にパリで開催される改号に残りの候補者を招待したとされている。ドイツの Auto Motor und Sport は、FIAはすでに一部の申請者に断りをいれたとも報じている。