FIA世界モータースポーツ評議会は、2011年のF1予選セッションに107%ルールを復活させることを発表した。107%ルールは、先頭よりあまりに遅いクルマがレースをスタートできないようにするために1996年に初めて導入されたが、2003年から予選が1ラップ方式が導入されたことにより、2002年シーズン末で廃止された。しかし現在、予選はフリー走行セッションが再び用いられており、2010年からはグリッドには3つの新チームが加わり、2011年にはさらにもう1チームが加わることになっているため、FIAは107%ルールを再び導入することに決定した。
「2011年から、予選最速ラップが予選Q1の最速タイムの107%を上回るドライバーはレースに参加することはできない」「しかし、フリー走行で適切なラップタイムを記録するなど例外的な状況においては、スチュワードがクルマにレースのスタートを許可する場合もある。万一、この方法を適用される2名以上のドライバーがいる場合、グリッド順位はスチュワードによって決定される」