F1委員会は、グランプリが意図したレースディスタンスを完了しなかった場合のポイントの付与方法に関する競技規則の変更に賛成票を投じた。スパ・フランコルシャンでの2021年F1ベルギーGPが悪天候のために短縮されて以来、このテーマに関する話し合いが行われてきた。
F1ベルギーGPでは、大雨のためにグリーンフラッグレースが不可能になったため、セーフティカーから2周遅れて走った後、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがレースウィナーと宣言された。フェルスタッペンと残りのトップ10には、ハーフポイントが与えられた。F1委員会は、2022年の最初の会議のために2月14日にロンドンに集まり、新たに選出されたFIA会長のモハメド・ビン・スライエムが出席。レースディスタンスが完了していないときにポイントがどのように分配されるかに関する競技規則の更新案を承認した。セーフティカーまたはバーチャルセーフティカーの介入なしにリーダーが最低2周を完了しない限り、ポイントは付与されない。リーダーが2周を超え、予定されたレース距離の25%未満を完了した場合、上位5人のフィニッシャーには次のようにポイントが付与される。1位 - 6ポイント2位 - 4ポイント3位 - 3ポイント4位 - 2ポイント5位 - 1ポイントリーダーが予定されたレース距離の25%を完了したが、50%未満の場合、ポイントは次のようにトップ9に付与される。1位 - 13ポイント2位 - 10ポイント3位 - 8ポイント4位 - 6ポイント5位 - 5ポイント6位 - 4ポイント7位 - 3ポイント8位 - 2ポイント9位 - 1ポイントリーダーが予定されたレース距離の50%を完了したが、75%未満の場合、ポイントは次のようにトップ10に付与される。1位 - 19ポイント2位 - 14ポイント3位 - 12ポイント4位 - 9ポイント5位 - 8ポイント6位 - 6ポイント7位 - 5ポイント8位 - 3ポイント9位 - 2ポイント10位 - 1ポイントそのしきい値のパーセンテージを超えてレースディスタンスを完了した場合、トップ10にフルポイントが付与される。これらの競技規制の変更は、世界モータースポーツ評議会による承認の対象となる。