F1は、アストンマーティンおよびメルセデスAMGと新たな複数年のパートナーシップを締結。これにより、両メーカーは、2021年のF1世界選手権からオフィシャルセーフティカーとオフィシャルメディカルカーを供給する。2021年の各レースでの車両の供給は、25年ぶりに複数の自動車メーカーによって公式車両が供給される。アストンマーティンは、セーフティカーのために特別装備バージョンのアストンマーティン・ヴァンテージ、メディカルカーにアストンマーティン・DBXを供給する。
アストンマーティン・ヴァンテージとアストンマーティン・DBXはどちらも、それぞれライムグリーンのアクセントが付いた“2021年 アストンマーティン・レーシング・グリーン”のカラーリングが施される。1996年からオフィシャルセーフティカーとオフィシャルメディカルカーを供給しているメルセデスAMGは、メルセデスAMG・GTRとメルセデスAMG・C63 Sエステートをそれぞれセーフティカーとメディカルカーとして供給する。2台は真っ赤な塗装が施され、メルセデスAMGペトロナスF1チームのセーフティカーの公式パートナーとなったアメリカのサイバーセキュリティテクノロジー企業『クラウドストライク(CrowdStrike)』のロゴが掲載される。アストンマーティンのセーフティカーとメディカルカーは、3月28日の開幕戦F1バーレーンGPでデビューし、メルセデスAMGのリブランドされたセーフティカーは 4月18日の第2戦F1エミリア・ロマーニャGPで登場する。2021年シーズンの残りのレースでは、2つのメーカー間で供給が分担される。ドイツ出身のベルント・マイレンダーが各グランプリでFIAセーフティカーのハンドルを握り続け、南アフリカのアラン・バンデルメルウェはFIAメディカルカーのドライバーの役割を継続する。F1のCEOを務めるステファノ・ドメニカリは「アストンマーティンおよびメルセデスAMGの両社とFIA F1世界選手権にオフィシャルセーフティカーおよびメディカルカーを提供する新しいパートナーシップを発表できることを非常にうれしく思う」とコメント。「アストンマーティンとメルセデスAMGは象徴的な自動車ブランドであり、我々はスポーツにおける彼らの存在を誇りに思っている。セーフティカーとメディカルカーはF1の非常に重要な部分であり、ドライバーの安全を守るために常に存在している」「昨シーズン、ロマン・グロージャンを劇的な事故から救うためにクルーたちが必要とする英雄的なスピードと献身を目の当たりにした。アストンマーティンとメルセデスAMGの両方の車は、ドライバーの安全を確保するために即座に対応するよう完全に装備されている」F1レースディレクター兼兼セーフティデリゲートのマイケル・マシは「アストンマーティンをFIA F1セーフティーカーおよびメディカルカーのサプライヤーとして迎えることをうれしく思う。1996年以来我々と一緒にいるメルセデスAMGの長年のパートナーとその役割を分担する」とコメント。「セーフティーカーとメディカルカーは、トラックのテストと検査からレースの介入と中立化まで、安全で成功したFIA F1世界選手権イベントの運営の重要な一部だ。それらはレースディレクターとしての私自身と私のチームにとって、すべての人を安全に保ち、インシデントを追跡して効率的にレースに戻るために利用する重要なツールだ。これらの車はすべての条件で高速であり、大量の最先端技術を搭載している必要がある」「ヴァンレージとDBXを見ると、アストンマーティンは車を行動に移すための素晴らしい仕事をしている。ファンは今年の選択されたイベントでの新しい追加を本当に気に入ると思う。アストンマーティンは膨大なレースの遺産を持つ象徴的なブランドだ。そして同様に新しい外観のメルセデスAMG・GTRでも、それは確かに維持される。レーシングカーの速度を落とさなければならないときでも、F1は速く見え続けることだろう!」
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