FIAは、今週末のF1ドイツGP前にホッケンハイムのターン1におけるトラックリミットに関するスタンスを明確にした。F1ドイツGPのフリー走行1回目には明確な指示がないまま行われ、その後、トラックリミット規則が残りの週末で適用されると伝えられただけだったため、ドライバーを混乱に招いた。
火曜日のストラテジーグループの会議では、チームはFIAのレースディレクターを務めるチャーリー・ホワイティングとトラックリミット・ペナルティの強要を避けることで合意に達したと感じていたが、金曜日のメディアブリーフィングでは、チャーリー・ホワイティングは、そのような動きは「不適当」だと述べていた。F1ドイツGPでは、ターン1でのトラックリミット違反が93回あった。金曜日のドライバーとの議論の後、FIAは全チームに新しい指示を出した。「ターン12の出口で使われている新しい縁石での我々の観察、そして、昨日の午後のミーティングでのコメントに基づき、我々はターン1でのトラックリミットは縁石の外の端でなければならないと感じている。トラックから最も遠い端だ」「クルマのどんな部分であっても、このポイントを超えたドライバーのいかなるパフォーマンスは、この制限を上回ることによってゲインが得られたかどうかを立証するために調査される」先週街のF1ハンガリーGPでは、ハンガロリンクのターン4とターン11でトラックリミットを4回違反すれば、ドライブスルーペナルティを科せられた。