F1のエンジンメーカーは、カスタマーへのパワーユニット供給の価格を値下げすることで合意したようだ。FIAからの正式な発表はないが、月曜日にはストラテジーグループ、火曜日にはF1コミッションの会議がジュネーブで行われている。メルセデス、フェラーリ、ルノー、ホンダの4つのエンジンメーカーは、カスタマーチームにシーズンにつき1200万ユーロ(約15億4000万円)で1.6リッター V6ターボ ハイブリッドシステムを供給するという値下げに合意したという。
この動きは、昨年FIAのジャン・トッドとバーニー・エクレストンによって推進された独立メーカーによるエンジン供給の導入案に対して提案された。F1エンジンメーカーは、これまで2000万〜2500万ユーロ(約25億6000万円〜32億円)でパワーユニットを供給していた。これによって、独立系メーカーによるエンジン供給というアイデアは破棄されたことになり、3月の世界モータースポーツ評議会で正式承認される。また、さらなるコスト削減として、ドライバーはシーズンにつき3基のギアボックスに制限される。