F1チームは、2015年にダブルポイントとセーフティカー後のスタンディングスタート案を廃止にすることに合意した。今週、ジュネーブで戦略グループとF1委員会のミーティングが行われ、論争になっている2つの規約を廃止にすべきだとの合意に達した。ダブルポイントは、シーズン最終戦までタイトル争いをもつれ込ませるためにバーニー・エクレストンの肝いりで今シーズン導入された。
しかし、ダブルポイントは不評。今シーズンのチャンピオン争いには直接影響せず、ドライバーズランキングに小さな影響を与えただけだった。セーフティカー後のリスタートをスタンディングスタートにする案は、今年初めにF1委員会によって可決された。しかし、数週間にわたるより深い考察の結果、広範囲にわたる安全性懸念を促した。最近のスポーティング・ワーキンググループでの話し合いの後、この件はジュネーブで議論され、F1チームは廃止すべきだとの意見で同意に達した。チーム間では合意に至ったダブルポイントとセーフティカーリスタートを廃止だが、最終的にはFIA世界モータースポーツ評議会で承認される必要がある。戦略グループとF1委員会のミーディングでは、コスト削減とコストキャップについても話し合われたが、2015年に何らかの変化をもたらすには至らなかったとみられている。唯一の譲歩として、2015年もケータハムとマルシャが存続する場合、F1チームは1年落ちのエンジンを使用することを受け入れるとしている。F1エンジン凍結の緩和については、メルセデスがレギュレーション変更に納得せず、合意に至らなかったとされている。また、戦略グループは、2015年も無線通信の制限を継続することで合意している。世界モータースポーツ評議会は12月3日にドーハで開催される。