フォルツァ・ロッサは、F1に参戦するためのFIAによる“正式回答”を待っている。先日報じられたところによると、NASCARチームの共同オーナーであるジーン・ハースにFIAからゴーサインが出たのと同様に、フォルツァ・ロッサと呼ばれるルーマニアのチームにも承認が与えられる見込みだとされていた。
ルーマニアのフェラーリ公式ディーラーである“フォルツァ・ロッサ・フェラーリ”のマーケティングディレクターと務めるボグダム・ソネアは「それは本当だ。フォルツァ・ロッサは関連書類を提出し、将来的なワールドチャンピオンシップ参戦についてFIAからの公式回答を待っている」と Gandul に述べた。ボグダム・ソネアは、ルーマニア出身でかつてはHRTやフォース・インディアなどに携わったコリン・コレスがF1プロジェクトを率いていくことを確信しているが、一方でフォルツァ・ロッサが実際のチーム名にはならないかもしれないとも述べている。「フォルツァ・ロッサは申請者の名前だが、F1に参戦するチームの名称はまだ最終決定されていない」 また、ボグダム・ソネアは、予算規模など多くの事項が未定だと認める。 フォルツァ・ロッサのテクニカルパートナーについての報道は錯綜しており、エンジンパートナーは当然フェラーリだと報じるメディアがいる一方で、ルノーと交渉中との噂もある。さらにルーマニアの自動車メーカー、ダチア(Dacia)が関与するとも囁かれている。「それについては言及することさえできない。我々はそのような噂を肯定も否定もしない」だが、ボグダム・ソネアは、ルーマニア政府との関連は否定。F1プロジェクトは“100%プライベート”なものだと述べた。