FIAのチャーリー・ホワイティングは、2014年にF1に新しいV6エンジンが導入された後、現行のV8エンジン音を恋しく思うことはなくなるだろうとの見解を示した。 F1ファンは、数十年に渡ってV12、V10、そして現在のV8と、自然吸気エンジンのサウンドに酔いしれてきた。
しかし、2014年からはターボチャジャーを搭載した1.6リッター V6エンジンが採用され、回転数も引き下げられることになっている。そのため、F1マシンのエンジン音がおとなしくなるとの懸念の声が聞かれている。しかし、チャーリー・ホワイティングはF1ジャーナリストであるピーター・ウィンザーのブログ“peterwindsor.com”に「皆すぐに慣れるのではないかと思っている」と述べた。1980年代にブラバムでメカニック、エンジニアを務めたチャーリー・ホワイティングは「実際、ブラバム時代に使っていた4気筒の旧型BMWエンジンを思い返せば、回転数は1万1,000rpmだったが音は良かったはずだ。新しいエンジンも静かになるわけではない」とコメント。「サウンド自体は違ってくるだろうが、きっと皆すぐに慣れるだろう」 また、F1のレース運営や安全性、技術に関するすべての責任者を務めるチャーリー・ホワイティングは、革新的な新規約に期待していると述べた。 「大きな変化だ。エンジンメーカーにとってはとても大きなチャレンジになる」「出来上がったエンジンの完成度、精巧さを見るのが楽しみだ。ハイテクを極めたパワーユニットになるだろう。それは間違いない」