FIAは、F1トップチームの参戦料を大幅に引き上げたいと考えている。F1の資金分配に関して、FIAとF1のバーニー・エクレストンとの交渉は難航しており、それがチームのコスト急増につながる可能性がある。FIAの値上げ提案は「組織の厳しい財政状況と、エクレストンがFIAにレーシングシリーズの収入を分配したがらないため」だと motorsport-magazin.com は報じている。
現況レッドブルのようなチームは、年間参戦料として30万5,000ユーロ(約3,010万円)を支払っている。だが、新提案ではチームの参戦料は70万ユーロ(約6,900万円)に引き上げられ、さらにチャンピオンシップ1ポイントあたり7,000ユーロ(約69万円)を徴収するという。レッドブルは2011年に650ポイントを獲得しており、2011年で計算するとチームの支払いは年間525万ユーロ(約5億1,8200万円)にまで跳ね上がることになる。またFIAは、参戦料値上げに加えて、F1ドライバーのスーパーライセンス料、罰金、その他FIAサービス料の値上げも検討しているという。