元ルノーでエンジニアを務めたファブリス・ロムが、FIAでの仕事について語った。ウィリアムズやベネトン、そしてフェルナンド・アロンソの時代を通してルノーでエンジニアを務めたフランス人のロムが、最後にF1チームと仕事をしたのは2011年。重要なパートナーであるレッドブルとエンジンサプライヤーをつなぐのが彼の役割だった。
だが、FIAのエンジン部門代表を務めていたジル・シモンが、2014年に新しいV6エンジン供給を目指すクレイグ・ポロック率いるのPUREでの仕事を引き受けたため空席ができた。後任として、FIAのパワートレイン新代表に就任したのがファブリス・ロムだ。「FIAから連絡があり、仕事のオファーがあった」とファブリス・ロムは語る。「ルノーで満足していたが、非常に面白そうな機会だと思えた。それでオファーを受けることにした」F1、WRC(世界ラリー選手権)、WEC(世界耐久選手権)、WTCC(世界ツーリングカー選手権)、F3といったカテゴリーのパワートレインをすべて任されているファブリス・ロムは「とても忙しい仕事だよ」と認める。その仕事の1つは、「2014年のF1ルールについて、詳細をマニュファクチャラーと議論すること」だとフェブリス・ロムは明かした。