FIAは、エンジンマッピングの規制を再び強化した。F1ドイツGPで、レッドブルは中間回転数範囲でトルクを低下させたエンジンマッピングで走行してることが判明。中回転域のトルクを増すことでトラクションコントロールとエキゾーストブローイングを行っているのではないかと指摘され、技術規約違反の疑いで調査が行われた。
これは技術規定5.5.3の「アクセルペダル最大作動位置は、測定されたエンジン回転数での最大エンジントルク値以上のエンジントルク要求値に対応していなければならない」に抵触するとされたが、F1ドイツGPではレッドブルに処分は下されなかった。しかし、FIAは、論争に終止符を打つべく、エンジンマッピング規制をさらに強化した。新しい規制では、エンイジンマップによってコントロールできるトルクの変動は2%しか認められず、各チームはシーズン開幕4戦のひとつで使用されたエンジンマップを提供し、FIAの承認を受けなければならない。