フェラーリは、新型のコンバーチブル『ポルトフィーノ(Portofino)』を発表した。フェラーリ ポルトフィーノの発表は、モデル名と同じ名前の有名なリゾート地で2日間にわたってワールドプレミアが行なわれた。発表の場には、社長のセルジオ・マルキオンネや副社長のピエロ・フェラーリに加え、ドライバーのジャンカルロ・フィジケラとセバスチャン・ベッテルも同席した。
また、F1チーム「スクーデリア」のマネージメントディレクターとチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネも一緒にリグーリア州に到着している。フェラーリ ポルトフィーノは、最高出力600 hpのV8エンジンを搭載した新型のコンバーチブル。2日間の発表会に参加したゲストたちは、ポルトフィーノの試乗をする前にそのデザインと多用途性にすぐさま心を奪われてしまった模様。また、マリーナエリアとその有名な広場をフェラーリが初めて独占的に使用したことから、景色の演出効果によって、両日ともにイベントの夜は最高の雰囲気に包まれた。ゲストらは、フェラーリ70周年記念モデルのラ・フェラーリ アペルタと対面したサンタ・マルゲリータ・リグレを出発すると、フェリーでポルトフィーノへ向い、そこで海に係留されている海上シアターへと招かれた。ポルトフィーノは、まるで手品を見ているかのように、スクリーンの後ろから街を背景にするかたちで現れた。そしてポルトフィーノの岬がレッドに染まると、リグーリアの象徴であるブラウン城には跳ね馬のシンボルが投影された。音楽やエンターテイメントが披露された広場でのガラディナーが終わると、ゲストは再び海上のプラットフォームに戻り、DJがフェラーリ ポルトフィーノの傍にいる中で、締めくくりのカクテルを口にしていた。ポルトフィーノはいつまでも鑑賞していられるほどその仕上がりに磨きがかけられた1台。リトラクタブル型式のハードトップなど特別な技術を用いた数多くの装備が、この車をカテゴリーの中で唯一無二の存在にしている。
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