シャルル・ルクレールは2026年F1第9戦イギリスGPで今季初優勝を飾り、不振からの完全復活を印象づけた。フェラーリF1代表フレデリック・バスールは、その背景にはブレーキ変更による「自信の回復」があったと明かした。シーズン序盤のルクレールはチームメイトのルイス・ハミルトンに苦戦し、ランキングでも40ポイント以上の差をつけられていた。しかし数戦前にブレーキをブレンボ製からカーボン・インダストリーズ製へ変更し、ハミルトンと同じ仕様へ合わせたことで流れが変わったという。
バスール「最大の変化は自信を取り戻したこと」イギリスGP優勝後、バスールはルクレールの復調について次のように語った。「結果こそが、彼にとって最高の自信になると思う」「シーズン開幕からマシンを開発し続けているので、そのたびにセットアップも調整しなければならない。さらにシャルルは数戦前にブレーキを変更したので、すべてを少し組み直す必要があった」「しかし、これは単純なパフォーマンスの問題ではなかった。速さ自体はあったと思う。より大きかったのは自信の問題であり、それが今回の結果によって大きく改善された」バスールは、マシンの速さそのものよりも、ドライバーが限界まで攻められる安心感が重要だったと説明している。セットアップ変更はラップタイム以上の効果バスールは、細かなセットアップ変更は必ずしも大幅なタイム短縮につながるわけではないものの、ドライバーの感覚には大きな影響を与えると強調した。「彼は自信を見つけた。それがすべてだ」「セットアップを一段階変更しても、ラップタイムが劇的に変わるわけではない。しかし、ドライバーに『もっと攻められる』という自信を与えることがある」「特にレースペースではそれが非常に重要だ。彼はレースを通して非常に安定していた。最初の20周を見れば、ラップタイムは常に1~2分の1秒以内に収まっていた。それがメルセデスと戦う上で大きな武器になった」イギリスGPでは序盤から安定したペースを維持し続けたことが勝利につながったと評価している。タイトル争いでも再浮上イギリスGP優勝により、ルクレールはランキングでハミルトンとの差を39ポイントまで縮めた。一方、ランキング首位のキミ・アントネッリもスペインGPとイギリスGPで信頼性トラブルに見舞われたことで、タイトル争いは再び接戦となりつつある。フェラーリはマシン開発を継続しており、バスールは今回の勝利によってルクレールが本来のパフォーマンスを発揮できる状態になったと見ている。今後のアップデートとともに、フェラーリがメルセデスとのタイトル争いへ本格的に加わるかが注目される。
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