フィアットは、フェラーリとF1チームの株式の売却を検討しているという。Corriere della Sera が報じたところによると、フィアットはクライスラーの株式保有率を51%を引き上げるために資金を集めようとしているという。フェラーリの85%の株式を保有するフィアットは株式保有を51%まで下げる準備を進めているというが、フィアット側はこの噂を否定している。
フェラーリの他の主要株主には、アブダビの投資会社ムバダラがいる。フェラーリの時価総額は30億ドル以上とみられている。木曜日にパリモーターショーに出席したフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、フェラーリの利益が2010年に最高記録を達成しそうだと述べた。「危機にも関わらず、我々は昨年よりも良い年に近づいている」とルカ・ディ・モンテゼーモロはコメント。またルカ・ディ・モンテゼーモロは、彼が政界参入を考えているとの噂を否定。「フェラーリの将来のためにたくさんの仕事をしようとしている」と主張した。