フェラーリとルイス・ハミルトンの間では、現在のマシンの開発を継続すべきか、それとも2026年のラジカルな新レギュレーションにすべてのリソースを振り向けるべきかを巡って、意見が対立しているとドイツ紙『TZ』が伝えている。チーム代表のフレデリック・バスールは、2025年型マシンにはまだ開発の余地があると考えており、フェラーリは現在、コンストラクターズ選手権でマクラーレンに次ぐ2番手につけている。
「シーズン序盤にあった大きなギャップからは、うまく挽回できた」とバスールは語った。「だが我々は勝つためにここにいる。そして、マクラーレンはあまりにも遠くにいる」実際、マクラーレンとフェラーリの間のポイント差は197ポイントという驚異的なもので、これはフェラーリがこれまでに獲得した総得点をも上回っている。さらに悪いことに、フェラーリはバルセロナで導入されたフレキシブルウイング規制の影響でマクラーレンが苦しむことを期待していたが、その期待はまったく裏切られる結果となった。「彼らは依然として明らかに最速のマシンを持っている」とバスールは認めた。それでもなお、レッドブルもマクラーレンの背中が遠のいていることを認めている中で、全24戦中わずか9戦を終えた段階で他チームがすべて開発を諦めるのは、やや奇妙にも思える。「我々は開発を前進させ続ける」とバスールは明言した。マラネロでは新しいサスペンションレイアウトが進行中であるとの噂もある。「我々は何も明かすつもりはない」と57歳のバスールは述べた。「目に見えるアップデートは発表しなければならないが、目に見えないアップデートは発表してはならないのだ」
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