スクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーであるロバート・シュワルツマンは、ルイス・ハミルトンが2025年にF1に参戦するのに先立ち、チームとの契約を解除することを認めた。ロバート・シュワルツマンは2023年にフェラーリのジュニアアカデミーを退団したが、チームのリザーブドライバーとして、2024年のF1シーズン中にはオランダとメキシコでのプラクティスセッションにカスタマーチームのザウバーから参加していた。
ロバート・シュワルツマンは今月初旬、プレマ・レーシングと契約を結んだことを発表し、2025年シーズンは米国を拠点とするインディカー・シリーズに参戦することを明らかにした。そして、今年のワールド・エンデュランス・チャンピオンシップでフェラーリを代表した25歳のシュワルツマンは、インディカーへの移籍に先立ち、フェラーリとの契約を解消することを認めた。ソーシャルメディアに投稿された声明で、ロバート・シュワルツマンは「スクーデリア・フェラーリで走ることは、僕の人生で最高の経験のひとつだった!」と語った。「初めてスクーデリア・フェラーリのF1マシンを運転した時の感覚は忘れられない。1周1周、すべての経験に感謝している。そして、レース界で最も才能があり、聡明な人々と共に仕事ができたことは、本当に光栄だった」「チームでの経験が、僕をより優れたドライバーへと成長させてくれた。そして、すべての思い出を次の冒険に持ち運ぶ準備ができている」「長年にわたり、常に僕を応援してくれたすべてのティフォシに感謝する。そして、最後に、僕を信じ、励まし、この旅路で助けてくれたチームの皆にも感謝する。本当にありがとう」「また会おう。フォルツァ・フェラーリ!」周冠宇、フェラーリF1のリザーブドライバーに就任?ロバート・シュワルツマンのリザーブドライバーの任務は、ザウバーのスタードライバーである周冠宇が引き継ぐ可能性がある。スイスを拠点とするチームがニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとしてガブリエル・ボルトレトを起用したことにより、周冠宇は2025年シーズンのシートを失うことになった。先週、イタリアの出版社Corriere della Serraが報じたところによると、周冠宇はチームの新たなリザーブドライバーとなり、ハミルトンと2025年のチームメイトであるシャルル・ルクレールのバックアップを務める有力候補として浮上しているという。2014年から2018年にかけてフェラーリのジュニアアカデミーに所属していた周冠宇は、多額の資金援助をもたらすことで知られている。彼の加入により、2023年に4%減少した新車販売台数が今年25%減に膨れ上がった中国での低迷をフェラーリが覆すことができるかもしれない。販売台数の減少の背景には、中国での電気自動車の人気があると考えられている。