スクーデリア・フェラーリは、F1エンジニアリングチームとマネジメントチームを強化するために、メルセデスからロイック・セラとジェローム・ダンブロシオを獲得したことを発表した。メルセデスでパフォーマンス・ディレクターを務めていたロイック・セラは、10月1日付けでフェラーリのシャシー パフォーマンス エンジニアリング責任者に就任し、テクニカルチーフのエンリコ・カルディレの直属となる。セラの移籍のニュースは昨年Autosportによって報じられていた。
フランス出身のロイック・セラは、ミシュランのエンジニアとしてF1に参戦し、2006年末にミシュランがF1から撤退するとBMWザウバーに加わった。BMWが撤退すると、セラはメルセデスF1チームに移籍。以来、メルセデスにとどまり、ビークルダイナミクスの職務を歴任した後、パフォーマンスディレクターに昇格した。2人は、2025年に7度のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトンがフェラーリに移籍する際に再会することになる。ロイック・セラまた、今年初めにAutosportが明らかにしたように、元F1ドライバーのジェローム・ダンブロシオもメルセデスを離れ、フレデリック・バスールの副チーム代表としてフェラーリに移籍する。ドライバー開発ディレクターを務めていた退社する。2011年にマルシャ・ヴァージン・レーシングでドライバーを務めたダンブロジオは、2012年にロータスのリザーブドライバーを務める傍ら、出走禁止となったロマン・グロージャンの代役としてモンツァで1レースに出場した。その後、GTレースに短期間参戦した後、フォーミュラEに転向し、ジェイ・ペンスキーが率いるドラゴンのドライバーを務めた。アメリカのチームで4年間を過ごし、2勝を挙げた後、2018-19シーズンのGen2レギュレーション開始に合わせてマヒンドラに移籍。2019-2020シーズン終了後にヘルメットを脱いだ。その後、ジェローム・ダンブロシオは、スージー・ヴォルフのもとでヴェンチュリーの副チーム代表に就任し、ヴォルフが監督業に移るとチーム代表に昇格した。ジェローム・ダンブロシオマセラティがチームとパートナーシップを結んだ後、ダンブロシオはメルセデスにディレクターとして入社し、チームでトト・ヴォルフとともに、ドライバー開発の第一人者であるグウェン・ラグリューとともに働いた。ヴォルフがメルセデスの後継者プランの一翼を担い、ピットガレージでダンブロジオと並ぶのが恒例となっていたが、今年初め、ダンブロジオがメルセデスから移籍することが明らかになっていた。
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