スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表であるフレッド・バスールは、ドライバーのシャルル・ルクレールやカルロス・サインツとの契約更新交渉が遅れたことについて、2023年シーズンの 「混乱した」終わり方を非難した。両ドライバーは2024年末までの契約を結んでいるが、サインツがシート維持のプレッシャーにさらされているという夏の憶測が流れる中、バスールはチームが今年末には書類手続きを整理したいと語っていた。
数週間経っても発表がなされないことから、最近ではルクレールが年俸5,000万ユーロに達する5年契約を結んだという噂が広まっている。しかしバスールは、2023年の「非常に厳しい」キャンペーン終了を巡る「大混乱」により、ドライバー交渉は最終的に後回しにされ、間もなく正式な決定が下されることになると述べた。マラネロで行われたメディアイベントでバスールは「彼らは2024年末まで我々と契約を結んでいる。つまり、我々にはまだ13か月あるということだ」と語った。「かなり快適だ。我々にはまだ何週間も何か月も時間がある」「私は報道陣に年末までに決断を下すよう努めると伝えた。シーズンの終盤は誰にとっても大混乱だったことは認めざるを得ない。とても大変だったと思う」「打ち合わせをして議論を始めたが、当初の計画より遅れている」「しかし、それはまったく問題ではない。我々はメルセデス( 8月下旬にルイス・ハミルトンとジョージ・ラッセルとの新たな契約を発表)と比べてはるかに進んでいる」「我々はこの件については寛容であり、すぐに決定を下す予定だ」Autosportは、ルクレールは3年、サインツは2年の契約延長を予想している。バスールは、ルクレールが対外的にはフェラーリの主役と見られているにもかかわらず、2人のドライバーの地位は同等であると付け加えた。これはシンガポールGPでルクレールがタイヤ選択を犠牲にしてラッセルを守り、サインツのチーム唯一の優勝に貢献したことからも強調された。「今季はドライバー間の待遇が対等以上であることを証明できた」とバスールは付け加えた。「1年前、シャルルが1番で、カルロスが2番など、ああでもない、こうでもないと質問攻めにあったことをよく覚えている」「ナンバーワン、つまりより大きな資産がいるわけではない。ドライバーは2人いる。彼らはいい仕事をしている」「今シーズンのいいところは、2人がほぼ同じポイント数を獲得していることだと思う。(ルクレール/5位、206ポイント、サインツ/7位、200ポイント)。「今年も全く同じレベルを与えるために同じように考えていく」
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