シャルル・ルクレールが、スクーデリア・フェラーリとの5年間の契約延長に合意し、2029年シーズン終了までは跳ね馬のハンドルを握ることになるとLa Gazetta dello Sportが報じている。ルクレールにとっても、モナコの熱狂的なファンにとっても、アドレナリン全開のレース、心臓が止まるような作戦、表彰台での勝利があと6年続くことになる。
ルクレールの現在の契約は2024年末で切れることになっている。しかしフェラーリは26歳のルクレールの類まれな才能を認め、2人の将来を長期的に保証することを決めたという。ルクレールの新契約には、大幅な金銭的アップグレードが含まれていると言われている。La Gazzetta dello Sportによると、グランプリ優勝5回を誇るルクレールの年棒は2500万ユーロからスタートし、最終年には5000万ユーロまで上昇するという。しかし、それだけではない。契約にはパフォーマンス関連の退団条項も含まれており、3年後、つまり2027年シーズン以降、ルクレールは理論上、チームのパフォーマンスに満足できなければ、退団を交渉することができる。しかし、フェラーリの最近の進歩とルクレールの成功に対する揺るぎない取り組みを考慮すると、ルクレールがスクーデリアとの長期にわたるパートナーシップを目指しているのは間違いない。La Gazzettaは、新契約の正式発表が間近に迫っていると伝えている。フェラーリ・ドライバーアカデミーのメンバーとして、シャルル・ルクレールは2018年にザウバーでF1にステップアップを果たし、翌シーズンにスクーデリア・フェラーリに移籍。その年に最初の2つのグランプリで優勝した。2022年にはさらに3勝を挙げ、伝説的なイタリアンチームでフロントランナーの常連としての地位を確立したが、今季はフェラーリの不振とレッドブルの傑出した覇権によって実績を伸ばすことができなかった。ルクレールは、勝利への執拗な追求により、23回のポールポジション獲得という驚異的な成績を収めており、これはワールドタイトルなしのF1史上最多記録となっている。一方、フェラーリでのカルロス・サインツの将来については、現在の契約が2024年末で切れるスペイン人ドライバーとの話し合いが続いているとLa Gazzetta dello Sportは伝えている。今年のシンガポールGPウィナーはスクーデリア・フェラーリとの2年契約を求めているが、チームは2026年のセカンドシート獲得に向けて選択肢を広げておきたいため、サインツには1年の延長しか提示しないと報じられている。ランド・ノリスとマクラーレンとの現在の契約が2025年末に期限切れとなることは注目に値する。
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