ヴァージン・レーシングは、トルコGP決勝レースに向けてルーカス・ディ・グラッシのエンジンを交換した。エンジンは、今シーズンに割り当てられる8基のエンジン内での交換であるため、ディ・グラッシにペナルティには科せられず、予選で獲得した23番手からのスタートとなる。ルーカス・ディ・グラッシは、予選でチームメイトのティモ・グロックから1.2秒遅れ、ヒスパニア・レーシングのブルーノ・セナに先行を許しており、エンジンのパワー不足について不満を述べていた。
予選後、ディ・グラッシは「ティモは、パッケージ本来のポテンシャルを示すことができていたので、問題によってこんなに後方で終わってしまったことにはがっかりしている」とコメントしていた。ヴァージン・レーシングのテクニカルディクターを務めるニック・ワースは、ルーカス・ディ・グラッシにはティモ・グロックのペースを発揮できたと確信している。「エンジンのパワーロスが、ルーカスがこれほどティモから遅れた理由だ。コスワースと問題について議論し、レースにむけてエンジンを交換する以外に選択肢はなかった」