シャルル・ルクレールは、スクーデリア・フェラーリのチームメイトであるカルロス・サインツとの溝が深まっているとの憶測を否定し、2人の関係が「誇張されている」と主張した。2021年にセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)の後任としてサインツがマクラーレンから加入して以来、現在のフェラーリ・コンビは順調な関係を築いているように見える。
サインツはカナダとオーストリアの両方でルクレールの後ろにとどまるようチームから命じられたことに憤慨し、ルクレールはシルバーストーンでの予選でQ1終盤のアウトラップでサインツが自分をオーバーテイクしたことに不満を漏らしていた。その前にルクレールは、オーストラリアGP予選でサインツがトウ戦術を失敗し、最終走行に支障をきたしたことを嘆いていた。しかし、ルクレールは自分とサインツの間に摩擦があるという考えを否定し、2人がマシンの外でも「素晴らしい関係 」を保っていると語った。「僕はソーシャル・メディアでかなりアクティブに活動しているので、周りで何が言われているかはわかっている」とルクレールはAutosportに語った。「カルロスのことは大げさに言われていると思う。僕たちは素晴らしい関係にある」「クルマの外では、僕たちは一緒に仕事をする方法を知っているし、多くの興味を共有しているので、とても仲良くやっている」「同時に、僕たち2人の間には競争心もある。でも、僕たちはF1にいるわけだし、競争があるから僕はこのスポーツが大好きなんだ。それがあるのは素晴らしいことだと思う」ルクレールは、激しい競争の性質を考えれば、チーム無線での激しい議論は予想されることだと付け加えた。モナコ出身のルクレールは、フェラーリドライバーの行動は通常より厳しくチェックされるものだと考えているが、重要なのはチーム全体が一丸となることだと主張する。「状況によっては、無線でちょっとした議論が交わされることもある」とルクレールは説明した。「でも、それは僕たちが競争的で、可能な限り最高の結果を出したいと思っているからだ。これは普通のことなんだ」「フェラーリのドライバーであることや、スポットライトを浴びることも、おそらく他のドライバーよりも多いだろう。でも、それでいい」「結局のところ、チーム内ではいい関係が築けているし、同じ目標に向かっている」