FIA(国際自動車連盟)は、フェラーリF1チームからの再審査申し立てを受けて、カルロス・サインツJr.のF1オーストラリアGPでのペナルティを再調査するかどうかを決定するためのヒアリングを4月18日(火)に行うことを発表した。カルロス・サインツJr.は、2回目の再スタート直後のターン1の出口でフェルナンド・アロンソをスピンさせたとして、オーストラリアGPスチュワードから5秒のペナルティを受けた。
再度の赤旗中断後、レースはセーフティカー先導で終了。サインツJr.は4位でチェッカーを受けたが、ペナルティによってポイント圏外の12位に降格。ペナルティがレース終了前に下されたため、スチュワードに自分の主張をすることができなかったことにサインツJr.は憤慨していた。スクーデリア・フェラーリは、このペナルティに対して再審査を申し立て、そのヒアリングが4月18日(火)に行わることが決定した。サインツとフェラーリの代表者は、現地時間8:00に行われるバーチャルヒアリングに出席し、スチュワードに報告する。火曜日のプロセスでは、フェラーリが当時のスチュワードにはなかった「重要かつ関連性のある新要素」と考えるものを紹介し、その後FIAが証拠を検討し、審査請求が認められるか否かを決定する。先週、フェラーリのF1チーム代表であるフレデリック・バスール代表は「プロセスは、まず、我々の請願書を見て、そのケースを再開できるかどうかを確認する」と語った。「そして、少し後に、同じスチュワードか、次の会議のスチュワードのもとで、決定そのものについて2回目のヒアリングを行うことになる」「我々が期待できるのは、少なくとも彼らとオープンな議論をすることであり、またスポーツのためにも、同じコーナーで3つのケースがあり、同じ判断がなされないとこのような決定を避けなければならない」「最大の不満はカルロスからのものであり、無線でも聞いたと思うが、公聴会が開かれなかったことだ」「このケースは非常に特殊で、この場合、レースが終わっていて、表彰台に影響しないことを考えれば、ガスリーやオコンが受けたようなヒアリングを受けることは理にかなっていたと思う」