スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるフレデリック・バスールは、チームののポテンシャルを引き出すことができれば、今シーズンのレッドブルを捕らえることができると確信している。昨シーズン、2013年以来となるF1コンストラクターズタイトルを獲得したばかりのレッドブルは、今シーズン、後続チームを大きく離している。
チームの19シーズンの歴史で初めて2年連続でワンツーを達成したレッドブルは、バーレーンとサウジアラビアでの開幕2連戦を終えて、最大ポイントに1ポイント足りないだけの状況となっている。フェラーリを含めたライバルが差をつけられたことで、マティア・ビノットからチームプリンシパルに就任したバスールの課題の大きさが浮き彫りになっている。特にジェッダ・コーニッシュ・サーキットでは、優勝したセルジオ・ペレスからカルロス・サインツが35秒、シャルル・ルクレールが43秒も離され、スクーデリア・フェラーリは不甲斐ない結果に終わった。「まず、クルマを開発する必要がある」とバスールは述べた。「レッドブルだって、クルマを開発する。誰も止めない」「我々は23レースのうち2レースしか行っていないので、残り21レースがあり、グリッド上のすべてのチームが開発を続けていく。開発という点では、我々は正しい道を進んでいると思う」「ポテンシャルは1つのことであり、ポテンシャルの面では、我々はまともな一歩を踏み出した」「問題は、週末を通してこの最大のポテンシャルを維持しなければならないということであり、我々はそれができてない」「私たちはそこにいる場合もあれば、ポテンシャルを最大限に発揮できない場合もある」フェラーリは弱点がどこかわかっている開幕2戦を終えたバスールにとって、それが大きな懸念材料であり、特にレッドブルとの現在の差を「大きい」と表現する。「我々は落ち着かなければならない」とバスールは語った。「すべてがうまくいっていないというわけではない」「バーレーンと比較して、一発のペースでいくつかの良い改善を遂げた」「少なくとも我々は、ライバルと比較して、再び差を広げた。レッドブルではなく、アストンとメルセデスとのね」それでも、バスールは、レッドブルに追いつける断言するのに十分なものを見てきました。「プッシュし続けなければならない」とバスールは語った。「ギャップについて考え、『ギャップを埋めることができるだろうか』と尋ねるのは正しい姿勢ではない」「我々は自分自身に集中しなければならない。自分たちのどこが弱いかを知っており、それを改善する必要がある」「まともな一歩を踏み出したときに、結果がどうなるか見てみよう。我々は改善しなければならないことを知っている」「しかし、それは現在の状況だけによるものではなく、我々のスポーツの DNA だと思う」「我々は仕事をしなければならないことを知っている。我々は継続し、地獄のようにプッシュすることを確信している」