スクーデリア・フェラーリは、F1バーレーンGPの予選で、シャルル・ルクレールが3番手、カルロス・サインツが4番手だった。Q1はサインツがトップ、Q2はルクレールが最速。ルクレールは予選開始直後のラップでロックしてしまい、ボディワークの一部を失うというアクシデントもあったが、フェラーリはこの争いに加わっているように見えた。しかし、チームはQ3でルクレールを2回目のプッシュラップに送り出すことはせず、レース用にソフトのセットを温存することを選択した。
2回目の走行で小さなミスをしたサインツは、2回目の走行に臨み、改善し、フェラーリは2列目に2台を確保することに成功した。シャルル・ルクレール(3番手/1分30秒000)「ポジティブな予選だった。ポールポジション争いに加わることができたけど、これは週末を迎えるにあたって予想外のことだった。いくつかのチームがかなり接近しているようで、ドライバーやファンにとってはよりエキサイティングな展開になり、このスポーツにとって良いことだと思う。レースペースに関しては、プラクティスでライバルが非常に強かったので、少し後手に回ることになるかもしれない。明日は全力を尽くし、追加のフレッシュなソフトタイヤでいい戦いができることを期待している」カルロス・サインツ(4番手/1分30秒154)「今日はチームとして一歩前進することができた。昨日はクリーンな一日ではなかったので、予選までのビルドアップは難しい状況だったけど、今日はうまく反応することができた。セクター2のツイスティないくつかのコーナーで少しロスしてしまったけど、それを除けば、全体的にフィーリングは良くなっている。今は、明日を楽しみにしている。最後の1周まで戦い、良い結果を持ち帰ってシーズンを盛り上げたい」フレデリック・バスール(チーム代表)「シーズン最初の予選は、他がどうなっているのかわからない状態で臨むことになるので、明確なイメージを持つのは難しいものだ。だが、最終的に今日はいい結果を得ることができた。Q1、Q2ともにP1だったので、ポールポジション争いに向けて良い感じだったが、シャルルとともに、明日のレースに向けてニュータイヤを1セット温存することに決めたんだ。一方、カルロスについては、予選がタイトだったこともあり、もう1セット新品を使用し、新品タイヤで臨んだ。2列目からのスタートは、ソフトタイヤが1セット余っている唯一のドライバーであることを考えれば、ポジティブな結果だと思うので、この最初の予選には満足している。ポイントを獲得できる明日に向けては、すべてをまとめてデグラデーションを管理する必要がある。レースシミュレーションもしっかり行ってきた。長いシーズンであり、明日のレースはその第一歩に過ぎない」