フレデリック・バスールは、F1チーム代表就任についてスクーデリア・フェラーリとの最初の接触がいつから始まったかを明らかにした。バスールは、2022年シーズンの不振で退任したマッティア・ビノットの後任として任命され、アルファロメオ/ザウバーを離れて1月初旬にスクーデリア・フェラーリで始動した。
ベテランのフランス人であるフレデリック・バスールは、スクーデリア・フェラーリで2008年以来となるチャンピオンシップをもたらすとともに、昨シーズンを特徴づけることになった度重なる戦略的・運営的失敗を解消する任務を担っている。フレデリック・バスールは、彼のスクーデリア・フェラーリ移籍をきっかけに12月に起こったF1チーム代表の座を巡るメリーゴーランドに繋がった採用プロセスがどのように行われたかの経緯を明かした。「2022年のアブダビGPの週末前と期間中に報道でいくつかの噂が流れてはいたが、プロセスは明確だった」とフレデリック・バスールはRacingNews365.comに語った。「それ以前には話し合いをしておらず、アブダビの翌週に最初の話し合いをした。非常に迅速なプロセスだった。その後、マティアと電話をした」「引継ぎのときも彼に会って、1対1で話をした。フェラーリとの話し合いのために残って待ってくれていたマティアの行動に感謝している」キャリアの中でルノーF1チームやARTグランプリF2チームの運営にも携わってきたフレデリック・バスールは、1月初旬からスクーデリア・フェラーリで働き始め、「すでに」自分の権威をチームに植え付けていると考えている。「レースに対する私のアプローチは、今日よりも明日は常により良い仕事をしなければならないということだ」とフレデリック・バスールは説明した。「つまり、『オーケー、今日のチームは良い状態だ』と言ったとしても、『このエリアで改善できる』という考え方を持っていなければならないということだ」「『いつから始めるか』という質問なら、私はもう始めているよ!」「私がチームにもたらすことができるのは、32年間ピットウォールに座ってきた経験と、レーシングスピリットだ」「その側面をチームにもたらすことができればと思っている」