フェラーリは、マレーシアGPで注目を集めているエンジン問題がそれほど深刻だとは考えていない。フェラーリは、開幕戦バーレーンGPでは2台のエンジンを交換、マレーシアではアロンソのエンジンが残り2周で白煙を吐いてリタイアしている。またアロンソのトラブルとは関係ないとされているが、エンジンを供給しているザウバーの2台にもエンジントラブルが起こり、デ・ラ・ロサはスタートできず、小林可夢偉は9周でリタイアした。
フェラーリは、ザウバー仕様のエンジンが「電子制御の不調」が原因で故障したとしている。しかし、全てのF1マシンはマクラーレン・エレクトロニック・システム(MES)社が供給するECUを搭載している。フェラーリは、アロンソのセパンでの故障は“突発的”で“単発的”なものだとしており、バーレーンでのオーバーヒートが原因によるトラブルとは関係ないとしている。また、アロンソへクラッチなしでのドライブを余儀なくしたギアボックストラブルが「エンジンになんらかの結果をもたらしたかもしれない」としている。「水曜日の午後にエンジンはファクトリーに戻るので、より詳細な分析ができるだろう」とフェラーリは述べている。
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