スクーデリア・フェラーリのチーム代表を務めるマッティア・ビノットが、2022年F1開幕戦バーレーングランプリの予選を振り返った。2020年にコンストラクターズ選手権6位というどん底を経験したスクーデリア・フェラーリは、新しいレギュレーションが導入される2022年に早くから焦点を合わせ、昨年は今季型のPUの実験をしながらコンストラクターズ選手権3位と復調の兆しを見せていた。
今季マシン『フェラーリ F1-75』は、プレシーズンテストから堅実なパフォーマンスと信頼性を見せており、多くの周回数を重ねてきた。今週末はプラクティスではマックス・フェルスタッペンが見出しを飾ってきたが、シャルル・ルクレールはしっかりとコンマ1秒差につけていた。そして、シャルル・ルクレールは、予選Q3で0.123秒の僅差でマックス・フェルスタッペンを破ってポールポジションを獲得。チームメイトノカルロス・サインツJr.も3番グリッドを獲得し、決勝へ向けて好位置につけた。「今日のパフォーマンスには非常に満足している。うまくいくポテンシャルがあると確信していたし、両方のドライバーがポール争いをしたという事実は、我々のパッケージの強さ、つまり、車、ドライバー、そして、トラックとマラネッロの両方で毎日全力を得してくれている全員の強さについて多くを物語っていると思う」とマッティア・ビノットはコメント。「このポールポジションは、チーム全体のすべてのハードワークに対する報酬であり、2年前の私たちの位置を考えるとさらに重要だ」「このような強い相手に勝つためには完璧でなければならないといつも言っているが、今日、我々はチームとしてとても優れていたと思う。我々は最高のドライバーペアリングを持っていることを知っており、今日はそれが事実であることが示されたと感じている」