フェラーリF1は、現在の技術規則に関する混乱により、今週のフィオラノでのプレイベートテストのために2018年F1マシン『SF71H』を使用するよう計画を変更した。今週、フェラーリF1は、2022年シーズンに向けたウォームアップとしてプライベートテストを実施。シャルル・ルクレール、カルロス・サインツ、テストドライバーのロバート・シュワルツマンがフィオラノ・サーキットで4日間のテストを行う。
フェラーリF1は、昨年マシン『SF21』でテストを計画していた。しかし、FIAから昨年マシンを使用することは現時点での競技規則に違反することになると通知され、2018年F1マシン『SF71H』にマシンを変更した。昨年までの技術規則では「以前の車両の走路テスト(TPC)は、選手権に先行するカレンダー年の直前の3カレンダー年のいずれかの技術規則に合致するよう設計され製作された車両を使用し、選手権にエントリーした競技参加者(あるいは競技参加者に代わる第三者、または公認されたパワーユニットの供給業者)が参加する、競技会の一部を構成しない走路走行時間すべてと定義される」と記されている。この場合、テストに使用できる車両は、2018年、2019年、2020年のF1マシンとなる。しかし、フェラーリF1は、今年導入された大幅な規制の見直しによって、前年マシンを使用しても競争上の優位性は得られないため、プライベートテストで使用できるようにするという合意が原則としてFIAと存在するという信念に基づいて、2021年の『SF21』をテストに割り当てた。だが、修正はまだ正式にF1の技術規則に書かれていないため、暫定的にフェラーリはこの問題についてFIAに明確さを求めた。この問題は、2月初旬に開催されるF1委員会の次の会議で議論される予定であり、フェラーリF1は、今年のテスト規則の潜在的な違反を回避するために2018年F1マシンに切り替えた。「今朝、スクーデリア・フェラーリが本日フィオラノ・トラックで開始する予定だったテストプログラムが変更された」とフェラーリは火曜日に発表された声明で述べた。「このタイプのテストで車を使用できる基準を確立する“以前の車両の走路テスト”に関連するルールが2022年にどのように適用されるかについて、FIAからのアップデートを待っている間、 2018マシンのSF71Hを使用することが決定された」「テストプログラムの詳細については、後ほど説明する」
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