フェラーリF1は、イタリア・フィオラノのテストトラックで2日間のプライベートテストを完了した。テストには、フェラーリF1のレギュラードライバーであるカルロス・サインツ、フェラーリ・ドライバー・アカデミーのメンバーである、ハースF1チームのドライバーであるミック・シューマッハ、そして、テストドライバーのカラム・アイロットの3名が参加した。
3名は、全員がフェラーリの2018年F1マシンである『SF71H』で走行を実施。水曜日にはカルロス・サインツが300km上、木曜日の午前にはミック・シューマッハが200km以上を走行。午後にはカラム・アイロットがテストを引き継ぐ、同じく200km以上を走行した。レギュレーションにより、F1チームは現行マシンを走らせることが禁止されているため、2018年仕様のSF71Hが使用された。また、F1チームは特別に製造されたピレリの“プロモーション用”タイヤを使用して、走行を通じてアドバンテージを得られないようにする必要がある。カルロス・サインツは今年の初めにフェラーリF1に加わり、プレシーズンテストに先立ち、フィオラノでSF71Hで跳ね馬のマシンで初めての経験を積んだ。ミック・シューマッハとアラム・アイロットもフィオラノでの経験があり、同じテストに参加している。