フェラーリのCEO(最高経営責任者)であり、フィリップモリスの会長であるルイス・カミッレーリが、両方の役割から即時退任することを発表した。両社は声明を発表。ルイス・カミッレーリが“個人的な理由”のためにその役割を退任し、取締役会のメンバーから辞任したと述べた。フェラーリでは、ジョン・エルカン会長が、ルイス・カミッレーリの後継者が決定されるまで暫定CEOを務める。
ルイス・カミッレーリは、セルジオ・マルキオンネの死後、2018年7月にフェラーリのCEOに任命された。ルイス・カミッレーリは、フェラーリの指揮をとっていた間に、マウリツィオ・アリバベーネのチーム代表解任、マッティア・ビノットの任命、ザウバーで活躍したシャルル・ルクレールを1960年以降最年少ドライバーとしてフェラーリF1チームへの昇格させた。「フェラーリは私の人生の一部であり、その最高経営責任者を務めることは大きな特権だった」とルイス・カミッレーリは語った。「マラネッロの並外れた男性と女性、そして、彼らが行うすべてのことに情熱と献身を注いでいることに対する我々の賞賛は際限がない。2018年以来の当社の数々の業績を誇りに思っており、フェラーリの最高の年はまだこれからであることを分かっている」ジョン・エルカンは、ジョン・エルカーンの退任について「2018年から最高経営責任者として、2015年から取締役会のメンバーとして献身的に取り組んできたルイに心から感謝する」とコメント。「彼のフェラーリへの情熱は無限であり、彼のリーダーシップの下で、当社はその真にユニークな遺産と卓越性への揺るぎない探求を活用して、世界で最も偉大な企業の1つとしての地位をさらに確認した」「我々は彼と彼の家族が長く幸せな引退を願っている」