フェラーリF1は、2020年のF1世界選手権で迎える1000回目のグランプリをムジェロ・サーキットのホームの観客の前で祝うことになるかもしれない。フェラーリF1は、2020年のF1マシンを『SF1000』と名付けた。これは2020年シーズン中に1000回目の出走を迎えることにちなんで命名された。先週F1が発表した序盤8戦のカレンダーの最後のとなる9月のイタリアGPはフェラーリF1にとって999回目の出走となる。
F1はオーストリアとイギリスで2週連続開催をすでに手配している。イタリアでも同じことが行われ、フェラーリは地元イタリアで1000戦目のF1という大きな節目を祝う可能性があるという。F1チームはリバティ・メディアからのこの提案を好意的に受け入れているという。だが、オーストリアとイギリスではそれぞれレッドブル・リンクとシルバーストンという同じ会場で行われのとは異なり、イタリアに関してはモンツァでの1週間後にフェラーリが所有するムジェロ・サーキットに移動することになるという。ムジェロは、これまでF1を開催したことがないが、2012年にテストを開催している。イタリアには、他にもF1レースを開催するために必要なグレード1の基準を満たす可能性があるが、イモラに関しては新型コロナウイルスの影響による大規模イベントの規制によって選択肢ではないと理解されている。フェラーリが所有するもう一つのサーキットであるフィオラノもグレード1基準を満たしているが、テストにしか使用されていない。F1は、イタリアGPの2週間後にシンガポールGPが予定されていたが、プロモーターは観客を入れることができるのみ開催するとしており、ストリート・サーキットでのナイトレースでの開催は疑問視されている。昨年、フェラーリはムジェロで毎年恒例の「フィナリモンディアリ」を開催している。しかし、MotoGPはムジェロで開催する2020年のイタリアGPを「観客を迎え入れたイベント開催の不可能やこの例外的な状況が引き起こした困難さにより、イタリアGPの新たな日付を見つけることができなかった」として中止することを発表している。
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