フェラーリF1はシャルル・ルクレールに将来を託してはいるが、それでもチーム代表のマッティア・ビノットは新加入のカルロス・サインツはフェラーリでチャンピオンシップを争うことができると語る。セバスチャン・ベッテルの後任として2021年からカルロス・サインツがフェラーリF1に加入するという決定は、近い将来のリードドライバーとしてのシャルル・ルクレールへのフェラーリのコミットメントの証だとの推測を呼んでいる。
マッティア・ビノットは、カルロス・サインツはフェラーリF1での生活に慣れるまでしばらく時間が必要になると予想してはいるが、ある時点からタイトル争いに絡むことができるだろうと語る。「初年度にはまずはマシンとチームを理解しなければならないので、より複雑になるとは思う」とマッティア・ビノットは Marca に語った。「我々が彼と1年間契約を結ばなかったのはそれが理由だ。彼はとても速いし、間違いなくワールドチャンピオンになることができるだろう」同時に、マッティア・ビノットは、シャルル・ルクレールがフェラーリF1で非常に重要な場所にいることを認め、カルロス・サインツの起用にについて相談したことを明かした。「彼がこれらの決定に関与し、彼のフィードバックを得ることは私にとって重要なことだ」とマッティア・ビノットは言った。「シャルルは我々の投資であり、我々のチームの未来の一部なので、彼は知っていた」「我々はF3、そしてF2とシャルルに多くの投資を行ってきたし、今後はF1でそのプロセスを継続する。我々は今年が過去よりもさらに強く、将来的にさらに強くなることを願っている。だからこそ、我々は2024年まで非常に長い期間の契約を更新した」「シャルルは、フェラーリが将来にむけて可能な限り発展を試みることを期待できるドライバーであり、F1の歴史の中で最強のドライバーになることができると考えている」また、マッティア・ビノットは、カルロス・サインツとシャルル・ルクレールがコース上での振る舞いについ大きな懸念は抱いておらず、ナンバー1とナンバ2を設置する必要もないと考えていると語る。「二人の間に困難な瞬間があるとは思っていない。すべてがスムーズに進むだろう。1つあるとすれば、それは仲介する私の仕事に関してだ。だが、前向きでなければならない」「まず何よりも2人の良いドライバーがいること、チームの精神、フェラーリが第一である重要だ。そして、誰が1番で誰が2番であるかを決定するのはトラックそのものだと思っている」「ミハエル・シューマッハの時代でさえ、常にそうだった。毎年、チームメイトと同じレベルでスタートしたが、3年目には誰が1番かが明らかになっていた」