フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、フェラーリはF1が考え出すどんなレース週末のフォーマットにも柔軟に対応する準備ができていると語る。新型コロナウイルスの世界的な大流行により、2020年のF1世界選手権の序盤9戦の延期・中止が決定。それ以降のレースについても再開の目途は立っていない。
F1のスポーティングディレクターを務めるロス・ブラウンは、7月にヨーロッパでレースを再開し、無観客レース、複数回の3連戦、2デー開催、来年1月までの延長を含め、18~19戦の世界選手権にしたいと考えていることを明らかにしている。マッティア・ビノットは、フェラーリとしては完全に柔軟であり、いかなる決定が下されてもサポートすると語る。「我々は競技規制にとって、世界選手権を開催するには少なくとも8つのレースが必要であることを知っているすが、誰もがそれ以上のレースを求めようとしている」とマッティア・ビノットは Sky Sports に語った。「我々にとって重要なことは、本当に柔軟であることだと思っている」「チェイス(キャリー/F1最高経営責任者)とチームは、我々が開催することができる最高のチャンピオンシップをまとめることができると確信している。我々の側からは、短いレース週末、ダブルレース、いつレースが終了るか、もしくは詰め込むかなど、必要なものは何でもする準備ができている」「ファンのためにも良いレースをするために柔軟であることが重要だ」マッティア・ビノットは、2020年シーズンの開始日について推測することを望んではいないが、7月から物事がスタートすることを期待していると語る。「シーズンがいつ始まるかについて答えるのは非常に難しいと思う。本当に誰もそれを知ることはできない」とマッティア・ビノットは語る。「F1がベストなシーズンを編成しようとしているのは確かだ。可能であれば7月上旬に始まるかもしれませんが、現時点では確認できない。しかし、私は5月末までに、より明確な全体像が得られると思っている」「できるとき、それが可能なときにレースを始めること、そして、できるだけ多くのレースをすることは、すべての人の利益になると思っている。だが、今は未来がどうなるかを明確にするのは時期尚早だと思う」
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