元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは、マッティア・ビノットはリーダーではなく“エンジニア”であるため、フェラーリF1チームの舵を取るのにふさわしい人物ではないと語る。1995年にフェラーリのエンジン部門に入社したマッティア・ビノットは、2016年にチーフテクニカルオフィサーに昇進し、2019年シーズンの開始時にマウリツィオ・アリバベーネの後任としてチーム代表に指名された。
就任してからの期間は非常に短いが、マッティア・ビノットの任期はフェラーリが夢見ていた成功をまだ生み出せていない。昨年のフェラーリのチャンピオンシップは、ピットウォールとドライバーの両方のミスに悩まされ、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのライバル関係も助けならなかった。それに加えて、フェラーリはF1パワーユニットの論争にも巻き込まれた。ライバルはフェラーリの2019年F1パワーユニットは違法だとの主張を続けている。2019年、フェラーリは3勝を挙げて、メルセデスに次ぐ2位でチャンピオンシップを終えたが、チームのミスにより、マッティア・ビノットが舵を取るのにふさわしい人物であるかどうかについて疑問が生じた。マッティア・ビノットは“リーダー”であるかと質問された元F1最高責任者のバーニー・エクレストンは「ノー。彼はエンジニアだ」と Daily Mail に語った。「彼らには、何かを言ったときにそれを実現することを人々に理解させることができる誰かが必要だ。おそらくそうではない。もしくは議論もなされていないだろう」バーニー・エクレストンならば誰にフェラーリの舵を取らせるのだろうか?「私ならフラビオ・ブリアトーレにフェラーリを運営させるだろう」とバーニー・エクレストンは語る。「フラビオは彼がベネトンとルノーでいつもやったことをするだろう。彼は他チームから最高の人を引き抜くだろう」「最終的にフラビオはフェラーリが彼に属していると人々に思わせただろう」