フェラーリは、2021年に導入が予定されていたF1技術規則を2022年まで1年延期することに最後まで反対していた。F1チームは3月19日(木)に電話会議を実施し、新型コロナウイルスのパンデミックとそのF1への影響について議論。その場で現在のレギュレーションを2021年まで適用し、2021年に導入を予定していたF1技術規則の変更を202年まで延期することが決定した。
この噂が出てくる前、実際にはフェラーリ以外の10チームはすでに延期に合意していたと報じられている。電話会議ではクリスチャン・ホーナー(レッドブル・ホンダ代表)、ザク・ブラウン(マクラーレン代表)、そして、マッティア・ビノット(フェラーリ代表)との間で激しいやり取りが繰り広げられたと報じられている。内部関係者は、次のように述べている。「2021年の規制を延期するという譲歩に気が進まないビノットは本気で怒っていた」「彼は、より大きな利益のために競争上の優位性を認めたくなかった」だが、最終的にフェラーリも導入延期に同意。マッティア・ビノットはF1の公式ウェブサイトに次のように語った。「フェラーリはこのスポーツの究極の利益のためになされなければならない選択に対して責任を負う用意がある」「利己主義と戦術の時ではないのは確かだ」
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