フェラーリF1の2020年F1マシン『SF1000』には潜在的な問題があり、空力パッケージがうまく機能していないと報じられている。1年前、フェラーリF1はプレシーズンテストを支配した。だが、今年は一転してパフォーマンスにメルセデスやレッドブル・ホンダに対して鳴りを潜める。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、現時点ではライバルの方が速いと語る。
「昨年ほど楽観的にはなれない。現時点では他の人々の方が我々よりも速いと思う」とマッティア・ビノットは語る。F1プレシーズンテストが開始する前からすでにフェラーリの2020年F1マシンの問題は囁かれていた。弱点だった低速コーナーでのパフォーマンスを克服するために、今季マシンはレーキ角をつけたレッドブル型のコンセプトを採用したが、風洞からのデータは期待された数値を示していないとされていた。フェラーリの内情に詳しいジャーナリストのレオ・トゥリーニは「マッティアの真実の言葉に感謝している」と Quotidiano のブログに投稿。「このような表現してみよう。SF1000の最初の空力パッケージは機能していない」それだけでなく、先週のF1バルセロナテストの3日目には、セバスチャン・ベッテルのエンジンが故障に見舞われた。まだ1回目のプレシーズンテストではメルセデスやホンダを含むライバルがフルパワーで走っていないにも関わらずだ。しかし、エンジンの問題についてはすでに調査が行われ、潤滑システムに問題があったとフェラーリは明らかにしている。「マラネロで金曜日に問題発生したユニットの検査を実施した」とフェラーリは声明で述べた。「故障の原因は潤滑システムの非構造的な問題だった。これは懸念材料ではなく、修正のための作業はすでに進めている」マッティア・ビノットは「我々にはメルボルンで勝てるマシンはない」とマッティア・ビノットはイタリアメディアにコメント。「そこでメルセデスを倒せるとは思わない」一方、レッドブル・ホンダもここまでどちらかというと控えめな冬を過ごしている。だが、マックス・フェルスタッペンは静かではあるが、RB16のパフォーマンスについては強気だ。マックス・フェルスタッペンは、メルセデスの新しいステアリングシステムについてさえ心配はしていないと語る。「自信があるわけではないけど、心配もしていない」とマックス・フェルスタッペンはコメント。「僕たちはプログラムに沿って仕事をしている」フェラーリについて、マックス・フェルスタッペンは「彼らはまだレースシミュレーションをやっていないと思うので、言うのは難しい。でも、彼らには問題があるようだね」と語った。
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