フェラーリの2020年F1マシンに関する様々なトラブルがすでに浮上している。昨年、F1エンジン面で大きな優位性を誇ったフェラーリは、ロードラッグ特性のSF90と相まってストレートでは速さを見せたものの、コーナーでは苦戦。予選では両ドライバー合わせて9回のポールポジションを獲得したが、決勝では3勝しか挙げることができなかった。
フェラーリは、『プロジェクト671』として開発を進めている2020年F1マシンではより多くのダウンフォースを獲得するコンセプトを採用しているとされ、先週にはシャシーがクラッシュテストに合格したと報じられている。先週、フェラーリの内情に詳しいジャーナリストのレオ・トゥリーニは、シミュレーターと風洞から出ている2020年F1マシンのデータが「エンジニアに感銘を与えていない」と主張した。続報として、Auto Bild は“フェラーリ内の信頼できるソース”からの情報として風洞データは実際に報じられているよりも“悪い”との報じている。「フェラーリの2020年F1マシンには空力に重大なエラーがある可能性があり、シミュレーターの専門家も風洞のエンジニアも解決できていない」同誌は、フェラーリの問題はマシンのボトムに急なレーキ角をつけたレッドブル型のマシンコンセプトを追求した結果である可能性があると主張している。元F1デザイナーのゲイリー・アンダーソンは「(レーキ角)はいくつかのエリアで役に立つ」と説明する。「しかし、たった1つ間違えただけで、フロントウイングから連鎖反応が起こってしまう。そうなると、解決が容易ではない深刻な問題を抱えることになる」もうひとつの問題は、フェラーリが2019年F1エンジンの合法性を巡って、ライバルチームやFIAとの戦いに負けたように見えることにある。昨年、フェラーリのF1チーム代表に就任したマッティア・ビノットは、F1の政治に驚いたとフェラーリの公式マガジンで語っている。「そこは警戒を怠ることができない点だ。競争力のあるマシンと優れたドライバーを持っているだけでは十分ではない。私はあれほど多くの努力が必要だとは思っていなかった」とマッティア・ビノットは語った。「競争レベルはかつてないほど高くなっていると思う」と、ビノットは付け加えました。「我々にはうまくやるための資質があるが、ライバルも我々と同じように改善のための努力を強化しているので、見くびることはできない」。「我々の利点は、我々が受けている特別なサポートと、どんな犠牲を払っても成長を保ち続けたいという神話の力だ」
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