元F1ワールドチャンピオンであるミカ・ハッキネンは、F1日本GPの決勝レースでフロントウイングを破損させたシャルル・ルクレールをすぐにピットインさせなかったフェラーリを批判。壊れたパーツによって“さらに酷い状況を引き起こした可能性がある”と語った。F1日本GPのオープニングラップでシャルル・ルクレールはマックス・フェルスタッペンと接触してフロントウイングを破損。だが、ルクレールがマシンの状態は悪くないと伝えたことで、フェラーリはピットに入れずにレースを続行させた。
だが、フェラーリはスチュワードからシャルル・ルクレールのマシンは“危険な状態”であると指摘されて、4周目にピットインさせている。レース後、ルクレールには10秒のタイム加算ペナルティ、フェラーリには2万5000ドル(約270万円)の罰金が科せられた。ミカ・ハッキネンは、フェラーリは安全面を考慮してすぐにシャルル・ルクレールをピットインさせるべきだったと断言する。「彼はすぐにピットストップを行うべきだったと思う。大きく破損したウイングを地面に引きずりながらレースをするなどありえない」とミカ・ハッキネンは Unibet のコラムで述べた。「パフォーマンスを低下させ、タイヤ損傷し、自分自身や他のドライバーにとっても危険な状態となる。高速でウイングの破損しないようにすることが非常に重要だ」「思い出してほしい。1994年のサンマリノで起きたローランド・ラッツェンバーガーの死亡事故は、損傷したフロントウイングによって引き起こされた」シャルル・ルクレールの後方を走行していたルイス・ハミルトン(メルセデス)は、飛んできたカーボンファイバーの大きな塊によって右側のバックミラーを破損。ヘイローにもしっかりとその傷跡が残っていた。ミカ・ハッキネンは、F1が悲惨な結果を免れたのは幸運だったと主張した。「シャルルのフロントウイングのエンドプレートは外れたが、ルイス・ハミルトンのマシンの右ウイングミラーを壊しただけだったのは非常に幸運だった」「さらに深刻な事態になる可能性があった。改めて、我々はなヘイローのコンセプトが非常に安全なイニシアチブであることを思い知らされた」「個人的には、シャルルがレースを続行しようとしたことは非難しない。彼はマシンの調子はそれほど悪くないと言った。いじれにしろ、彼はコクピットの中からフロントウイングを見ることはできない」「しかし、フェラーリのマネジメントはそれを見ることができた。FIAがレース後にペナルティを科したことは驚くことではない」
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