フェラーリは、マリーナ・ベイ・ストリート・サーキットでメルセデスとレッドブル・ホンダに挑戦することを期待して、SF90の低速パフォーマンスを改善するべく、F1シンガポールGPに多数のアップグレードを持ち込んだ。フェラーリは、ベルギーGPとイタリアGPの2連戦でシャルル・ルクレールがポール・トゥ・ウィンを果たしたが、両方のサーキットはSF19のストレートの優位性に適したロングストレートと高速性を備えていた。
しかし、今週末のシンガポールGPは、その真逆の特性となっており、カレンダーで最多の23のコーナーを有しており、その半分以上が90度コーナーの低速サーキットとなる。木曜日に公開されたフェラーリの新型フロントウイングは、フロントエンドのダウンフォースを追加するだけでなく、マシン下部により多くの空力を送り込むことを狙ったケープが備えられている。これはいくつかのチームが昨年から採用しているコンセプトだが、フェラーリは導入していなかった。その後の変更としては、リアホイール前のフロアの調整、いくつかのフィンとカットアウトの追加、Tウイングの復活などが挙げられる。
全文を読む