フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、マックス・フェルスタッペンとシャルル・ルクレールの接触をレーシングインシデントとしたスチュワードの裁定には納得してはいないものの、F1のために受け入れると述べた。ポールポジションからスタートしたシャルル・ルクレールは、71周のレースの69周目までトップを走行。しかし、マックス・フェルスタッペンにターン3で抜かれ、F1初勝利を逃した。
オーバーテイクの際の接触はレース後の審議対象となったが、ペナルティなどの裁定には至らず、マックス・フェルスタッペンの勝利が確定した。「全てのレースに伝えるべき物語はあり、今日の物語はいくつかのエキサイティングなバトルのある素晴らしいものだった。我々の方は改善し続けていることを示した」とマッティア・ビノットはコメント。「スチュワードの裁定に関しては、正しい決定だとは思っていないが、我々はそれを完全に受け入れる。彼らがジャッジであり、我々はそれを尊重しなければならない。ただ、何よりもまず、いちフェラーリファンとして、F1のためにページをめくり、前を向くタイミングだと思っている。よく言っているようにドライバーたちを自由に戦わせるべきだ。全体としてそれがスポーツのために良いことであり、F1のために良いことだからだ」「フェルスタッペンには“ブラボー”と言いたい。今日の彼はシャルルと同じように素晴らしいなレースを走った。今後、我々にも新たなチャンスがあるだろう」関連:2019年 F1オーストリアGP | 決勝レース 動画ハイライト