フェラーリは、アルファロメオ・レーシングができるだけ早く新しいコントロールエレクトロニクスに交換することを望んでいる。F1バーレーンGPでは、トップを走行していたフェラーリのシャルル・ルクレールのコントロールエレクトロニクスがショートしてエンジンのシリンダーに誤燃焼させたことで、ルクレールは勝利を失うことになった。
フェラーリはすぐに修正版のコントロールエレクトロニクスを用意し、F1中国GPではフェラーリとハースがそれを投入したが、アルファロメオ・レーシングは時間的な制約で交換することができなかった。その結果、予選Q1でアントニオ・ジョビナッツィにルクレールと同じトラブルが発生し、ジョビナッツィは予選で走ることができなかった。フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは「バーレーンでシャルルのマシンでそれが故障したので変更を施した」とコメント。「コントロールユニットの初期仕様では信頼性の問題がいくつかあったため、単純により良いユニットに変更した。予防のためにセブのクルマのユニットも交換したし、シャルルのものは壊れていたので交換しなければならなかった。我々のカスタマーチームにも交換を求めた」「ハースは交換したが、アルファはインストール問題によって交換しなかった。彼らはインストール上でしなければならない変更があまりにも複雑で危険すぎると感じた」「結果として、予選でアントニオ・ジョビナッツィに再び問題が発生した。できるだけ早く交換されることを願っている」